
さつまいもって、育ててみたいけれど「難しくないの?」「学校の畑でもちゃんとできるの?」と気になりますよね。
実はさつまいもは、種ではなく苗(ツル)を植えるので始めやすく、育つ様子も観察しやすい作物なんですね。
植え付けの時期と植え方さえ押さえれば、あとは除草と見守りが中心で、私たちも一緒に取り組みやすいですよ。
この記事では、小学生向けにわかりやすく、失敗しにくいコツと、観察がもっと楽しくなる「植え方実験」までまとめます。
小学生のさつまいもは「5〜6月に水平植え+マルチ+除草」で育てやすい
小学生のさつまいも栽培は、霜がなくなった5月上旬〜6月下旬に苗(ツル)を植えて、水平植えで活着させるのが基本です。
平均気温が18℃以上、地温が15℃以上が目安とされていて、ここを外すと元気が出にくいかもしれませんね。
管理のポイントは、植え付け後1ヶ月の除草と、マルチでの雑草・乾燥対策です。
追肥は基本不要とされるので、「毎週なにかしなきゃ…」と焦らなくて大丈夫ですよね。
うまくいく理由は「苗の性質」と「植え付け初期のケア」にある
さつまいもは苗(ツル)から育てるから、観察がスタートしやすい
さつまいもは、タネをまくよりも苗(ツル)を植えるのが一般的なんですね。
そのため「植えた日」がはっきりして、観察記録(いつ根づいた?葉が増えた?)も取りやすいです。
学校の授業や体験学習で定番になっているのも、こういう理由があるのかもしれませんね。
苗選びでスタートが決まることもある
苗はなんでもよいわけではなく、元気なツルを選ぶのが大事です。
具体的には、茎が太くて節間が詰まり、葉の色が濃いものが良いとされています。
目安は次の通りです。
- 節数:5〜8節くらい
- 長さ:20cm以上
- できればメリクロン苗(ウイルスフリー)が推奨
「メリクロン苗ってなに?」と気になりますよね。
かんたんに言うと、病気(ウイルス)を持ちにくい苗として扱われることが多く、失敗を減らしたいときに心強い選択肢なんですね。[1][5]
水平植えは、根づき(活着)を助ける植え方
植え方はいくつかありますが、基本としておすすめされるのが水平植えです。
苗を横に寝かせて、2〜3節を土の中に入れ、葉は外に出します。
溝の深さは5〜10cmが目安とされます。
この植え方は活着を促すとされていて、最初のつまずきを減らしたい私たちに向いているんですね。
畝(うね)とマルチで、地温と雑草をコントロールする
さつまいもは、やせ地でも育ちやすいと言われますが、土の状態は大事ですよね。
理想は砂壌土(水はけがよい土)で、pHは5.5〜6.0が目安とされています。
そして、畝は高めに作るのがポイントです。
さらにマルチを張ると、次のメリットが期待できます。
- 地温の確保(あたたかさをキープ)
- 雑草を減らす
- 乾燥を防ぐ
学校の畑だと「草取りが大変…」って、わかりますよね。
だからこそマルチは、作業をラクにしてくれる味方になりやすいんですね。
追肥は基本いらない。水やりも「控えめ」がコツ
「肥料をたくさんあげたほうが大きくなる?」と思いがちですが、さつまいもは追肥は基本不要とされています。
もちろん例外はあって、7〜8月に葉が黄色っぽくなってきたら追肥を検討する、という考え方もあります。
水やりも同じで、ずっとたっぷりより、植え付け直後の活着時は土の水分を確保しつつ、その後は控えめが基本です。
つる返しは「やったほうがいい?」が迷いどころ
夏〜秋にツルをひっくり返して、不定根を抑える「つる返し」って聞くと、やるべきか迷いますよね。
ただ、現代の品種では不要な場合が多いとも言われています。
学校や家庭菜園では、まずは「除草」と「観察」を優先してもよいかもしれませんね。
小学生さん向け!観察が楽しくなる育て方のアイデア3つ
アイデア1:植え方を変える「実験」にする(縦・斜め・水平)
最近は、保育園・小学校の体験学習でも「植え方を変えて比べる」取り組みがトレンドなんですね。
YouTubeでも、苗植え体験の実践例が増えていて、2023年頃の動画が参考にされることもあります。
たとえば同じ畝で、次のように分けてみます。
- 水平植え(基本)
- 斜め植え
- 縦植え
「どれが芋の数が増える?大きくなる?」と予想して、収穫で答え合わせをすると、きっと盛り上がりますよね。
アイデア2:株間を変えて「数と大きさ」を観察する
植え付けの株間は、25〜30cmが目安とされます。
ここをあえて、少し広め・少し狭めで比べると、芋の「数」や「サイズ」の違いが観察しやすいかもしれませんね。
例としてはこんな分け方です。
- 25cm区(標準)
- 30cm区(やや広め)
- 20cm区(やや狭め・混み合い)
実験にすると、日記も書きやすくなりますし、「なんでこうなったんだろう?」と考える力にもつながりやすいんですね。
アイデア3:袋栽培・トンボ栽培で「小さく育てる」体験もできる
畑が小さい、または校庭で畝が作りにくいときは、袋栽培やトンボ栽培という方法も紹介されています。
場所を取りにくく、観察の距離が近いので、小学生さんには相性がよい場面もあるんですね。
袋栽培の場合も、考え方は同じで、苗(ツル)を植えて、乾燥させすぎないことが大切です。
「畑じゃないと無理かも…」と感じていた方にも、選択肢があるのはうれしいですよね。
収穫は9〜10月、掘る前のサインも見てみる
収穫は、植え付けから3〜4ヶ月が目安で、時期でいうと9〜10月が多いです。
葉が黄色くなってきたら、収穫のサインと言われています。
掘るときは、芋を傷つけやすいので、スコップを少し離れた場所に入れて、周りからやさしく土を崩すのがコツです。
「折れた…」となると悲しいですもんね。私たちも慎重にいきたいところです。
大事なのは「時期・水平植え・最初の1ヶ月の除草」
小学生のさつまいも栽培は、ポイントを絞るとぐっとラクになります。
- 植え付けは5月上旬〜6月下旬(霜がなく、気温・地温が上がってから)
- 植え方は水平植えで、2〜3節を土の中へ
- マルチで地温確保・雑草対策
- 植え付け後1ヶ月は除草を徹底
- 追肥は基本不要、水やりは活着期以外は控えめ
- 収穫は9〜10月、葉の黄変も目安
そして、植え方や株間を変える「実験」にすると、観察がもっと楽しくなりやすいんですね。
まずは「苗を選んで、水平植え」から一緒に始めてみませんか
さつまいもは、毎日手をかけなくても育ちやすくて、収穫のよろこびが大きい作物なんですね。
「ちゃんとできるかな…」と不安でも、元気な苗を選んで、時期を守って、水平植えでスタートできれば、きっと良い体験になりますよ。
もし迷ったら、まずは水平植え1区画だけでもOKです。
余裕があれば、縦植え・斜め植えも少し混ぜて、収穫で比べてみるのも面白いかもしれませんね。
私たちも一緒に、秋の「おいしい答え合わせ」を楽しみに進めていきましょう。