
畑でいちごを育てて、春〜初夏に真っ赤な実を収穫できたら嬉しいですよね。
でも実際は、「土はどう作るの?」「いつ植えるの?」「冬の寒さで枯れない?」みたいに、気になることが次々出てくるかもしれませんね。
いちごは根が浅く張る作物なので、畑の水はけや通気性、そして植え付けの深さ(クラウンの位置)がとても大事なんですね。
この記事では、露地(畑)でのいちご栽培を、土作りから植え付け、マルチや防寒、葉かき・芽かき、追肥、収穫まで、初心者さんにもわかりやすく一緒に整理していきます。
畑いちごは「高畝×弱酸性×秋植え」でうまくいきやすいです
畑(露地)でのいちご 育て方 畑のポイントは、ぎゅっとまとめると3つなんですね。
①弱酸性(pH5.5〜6.5)に整えた土、②通気性を確保する高畝、③10〜11月に定植して翌5〜6月に収穫。
この流れを押さえるだけで、作業の迷いがかなり減ると思いますよ。
「春に植えたくなる」気持ち、わかりますよね。
でも露地栽培は、秋に植えて冬を越し、春にしっかり育てて収穫するのが基本とされています。
うまくいく理由は「根の性質」と「冬〜春の管理」にあります
いちごは根が浅いので、高畝が効くんですね
いちごは根が浅く張るため、畑がじめじめしやすいと根が傷みやすいと言われています。
そこで役立つのが高畝です。
目安としては、幅60cm・高さ15cmくらいの高畝が推奨されています。
通気性と排水性が上がると、根が呼吸しやすくなって、株の調子が安定しやすいんですね。
土作りは「pH」と「元肥のタイミング」が肝心です
いちごはpH5.5〜6.5の弱酸性を好むとされています。
畑の土は場所によって酸性に傾いていることもあるので、植え付け前に整えておくと安心ですよね。
具体的には、植え付けの2〜3週間前に1㎡あたり苦土石灰100gを散布し、よく混ぜ込みます。
その後、植え付け1週間前に完熟堆肥3kg+有機肥料100g(1㎡あたり)を混ぜ込んで畝を作る、という流れが紹介されています。
「石灰→少し間を空けて堆肥と肥料」
この順番が、意外と忘れやすいポイントかもしれませんね。
植え付けは10〜11月、クラウンの高さが勝負どころです
露地栽培は、10〜11月に定植して翌5〜6月に収穫を目指すのが基本とされています。
植え付けで特に大事なのが、株の中心部分であるクラウン(心部)の位置なんですね。
クラウンは地上にやや浅めに露出させます。
深植えにすると蒸れやすく、浅すぎると乾きやすいので、ここって気になりますよね。
苗の根鉢に水を含ませてから植えると、活着しやすいと言われています。
品種は「露地向き」を選ぶとラクになりやすいです
いちごにはいろいろな品種がありますが、畑(露地)では露地向きの一季なり品種が育てやすいとされています。
例として宝交早生などが挙げられます。
一方で、とよのか・とちおとめのようにハウス栽培向きとされる品種は、露地だと条件が合いにくい場合もあるそうです。
苗売り場で迷ったら、「露地向き(畑向き)」表記を探すのが近道かもしれませんね。
マルチと防寒は、今や露地の標準装備なんですね
最近は気候のブレもあって、「冬越しが不安…」と感じる方も多いですよね。
露地栽培では、冬は不織布トンネル、春先は黒マルチで雑草・保温対策をする方法がよく紹介されています。
マルチングや防寒トンネルの活用は標準化している、という整理もあります。
手間に見えて、やっておくと春のスタートが楽になることが多いんですね。
畑で実践しやすい手順を3つの場面で紹介します
具体例1:植え付け前の土作り(失敗しにくい段取り)
「とにかく掘って肥料を入れればいいのかな?」と思いがちですが、順番が大切なんですね。
- 植え付け2〜3週間前:苦土石灰100g/㎡を散布して混ぜる(pH調整)
- 植え付け1週間前:完熟堆肥3kg/㎡+有機肥料100g/㎡を混ぜ込む
- 幅60cm・高さ15cmを目安に高畝を作る
「完熟」堆肥を選ぶのも大事です。
未熟堆肥だとガスが出て根を傷めることがあるので、ここは丁寧にいきたいですよね。
具体例2:定植の向きと株間(あとで効いてくる小ワザ)
定植は10〜11月が目安で、株間30cmがよく使われます。
そして地味に効くのが「苗の向き」なんですね。
- ランナー(子株側)を畝の内側に向ける
- 実がつく側を畝の外側に向ける
- クラウンは地上にやや浅めに出す
こうしておくと、花や実が外側に出て管理しやすく、収穫もしやすいと言われています。
「そんなことで変わるの?」って思うかもしれませんが、積み重ねが大事なんですね。
具体例3:冬〜春の管理(葉かき・芽かき・マルチ)
冬越し〜春の立ち上がりは、畑いちごの山場かもしれませんね。
葉かきは「取りすぎない」が安心です
古い葉を整理する葉かきは大切ですが、取りすぎると株が弱ることもあります。
目安として1株8枚以上は葉を残す方法が紹介されています。
「きれいにしたくて全部取る」
これ、やりたくなる気持ちわかりますよね。
芽かきで株の体力を分散させにくくします
根元から出る芽を整理する芽かき(根元芽の除去)も、実を太らせるための管理として紹介されています。
株が混み合うと風通しも落ちるので、病気予防の意味でも役立つんですね。
霜のあとに敷きワラで実を守ります
春に実がつき始めると、土の跳ね返りや冷えが気になりますよね。
霜害のあとに敷きワラで実を保護する方法も定番です。
具体例4:追肥と水やり(やりすぎが不安な人向け)
いちごは保水性も大事ですが、過湿は避けたいですよね。
基本は「乾いたらたっぷり、常にびしょびしょにしない」感覚が管理しやすいと思います。
追肥は春に行い、様子を見て追加する考え方が紹介されています。
施肥量の目安として、10㎡あたりN120〜160g、P200g、K180gといった数値も示されています。
ただ、肥料の種類で成分量が変わるので、袋の表示を見ながら調整するのが安心かもしれませんね。
生育適温は18〜25℃、日当たりの良い場所が向くとされています。
具体例5:収穫と鳥害・病虫害(最後の落とし穴)
実が赤く熟したら収穫です。
ここで気になるのが鳥害や病虫害ですよね。
露地は特に鳥さんが狙いやすいので、ネットなどで早めに対策しておくと安心です。
「もう少し赤くしてから…」と思っている間に取られることもあるので、タイミングって難しいんですね。
畑いちごは「土作り・秋植え・冬越し」でほぼ決まります
いちご 育て方 畑で迷ったら、まずはここを押さえると安心ですよ。
- 土はpH5.5〜6.5の弱酸性を目指す(苦土石灰100g/㎡が目安)
- 完熟堆肥3kg/㎡+有機肥料100g/㎡を入れて高畝(幅60cm・高さ15cm)
- 10〜11月に定植し、クラウンは浅めに
- 冬は不織布トンネル、春は黒マルチで安定させる
- 葉かき・芽かき、春の追肥で株を整えて5〜6月収穫へ
「全部完璧に」じゃなくて大丈夫なんですね。
大事な順番を守るだけで、成功に近づきやすい作物だと思います。
まずは苗と畝だけ、今日から一緒に進めませんか
畑でいちごを育てるのって、憧れはあるけど不安もありますよね。
でも、最初の一歩は意外とシンプルで、露地向き品種の苗を選んで、高畝を作って、10〜11月に植えるだけでもスタートできます。
そこから冬は守って、春に整えていけば、きっと赤い実に近づけるはずです。
私たちも一緒に、土作りから少しずつ進めてみませんか。